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2016年2月度月例写真(個人会員)

講評: 東日本本部事務局長 潮田正三

 
1 位

「夕暮れて」
多田 裕 (大阪府)

【評】 大阪市天王寺区のJR天王寺駅前での撮影。 ビルの壁面のパネルに映り込んだ街の光景をワイドレンズで左右均等な構図で切り撮った。 薄暮時の撮影も効果的で、色彩豊かな作品になった。


 
2 位

「それぞれの刻(とき)」
恒川富子 (神奈川県)

【評】 東京の渋谷駅の地下通路でのスナップ。待ち合わせだろうか、二人の若い女性がスマホを見ている。 その二人の間に意識的に柱を写し込んだのが面白く、日常的な都会の光景に「広場の孤独」という言葉を思い出した。


 
3 位

「入居者募集中」
小林千賀子 (米国オレゴン州)

【評】 実は私はこの場所をよく知っている。 つい先日、夕方にこの場所を通ったら、チュンチュンチュンチュンとやかましいことこのうえない。 普段は街路樹をねぐらにするスズメたちが、ビルの壁面のくぼみを利用しているのだ。 まさにこのスズメの集合住宅は、毎日新聞社が入るパレスサイドビルの壁面というわけだ。


 
4 位

「西日の頃」
露木義光 (静岡県)

【評】 12月の冬至の頃、ビルの隙間から差し込む夕方の日差しの中を、一人の少年とイヌが歩いてくる。長く伸びた影が印象的だ。 失礼な言い方かもしれないが、こうした作品も撮影するのかと、作者の表現方法の幅広さを感じた。


 
5 位

「ちょっと恥ずかしいなぁー」
岡本範正 (千葉県)

【評】 千葉県君津市の寺で行われた節分行事での一コマ。 風船を使った大道芸に、観客の少年が参加している。彼のうれしいような恥ずかしいような、微妙な表情を見事にとらえた。 見守る家族の姿を写し込んだのもよかった。


 
6 位

「鬼が出た」
荻島泰裕 (愛知県)

【評】 名古屋市中区の大須観音での節分風景。ここでは寺宝が鬼の面なので、豆まきでは、決して「鬼は外」と言わないそうだ。 参拝客との記念撮影に応じる鬼を撮影した瞬間に、人とぶつかってカメラぶれが起きた。 それで面白くなって、結果オーライの作品だ。


 
7 位

「炎の祭典」
松重寿機 (兵庫県)

【評】 京都市山科区で行われた火祭り。 かなり離れたところから望遠レンズで撮影したことで、その圧縮効果で水をまく人物などとの大きさの比較ができ、スケール感がよくでている。


 
8 位

「街の木立」
藤原信明 (大阪府)

【評】 大阪府茨木市での一コマ。 この辺りは隣接する箕面市とともに開発が進んで、里山がどんどん削られて、木々も切られているそうだ。 新しい道路ができ、無機質な街灯が森の木々の代わりに林立する光景を造形的に撮影した。


 
9 位

「冬の日差し」
石塚正彰 (埼玉県)

【評】 さいたま新都心のイベントホールの一角にあるスペースで、親子連れが暖かい日差しを浴びている。 望遠で切り撮ったことで、椅子の色彩と影のコントラストが際立った。


 
10位

「紺碧の空」
中谷義彦 (大阪府)

【評】 遥か高い空の上を、白い飛行機雲を引いて飛ぶジェット旅客機。 あえて青い空を強調するためにモノクロで見せたそうだ。 私もそうだが、この作品タイトルを懐かしく感じる方は結構いるんじゃないかと思う。



入選

「見ているほうが寒っ!!」 佐藤政明(神奈川県)

 

「愛情」 谷一市(神奈川県)

「精神一到」 綾目義一(山口県)

 

「朝の一人テニス」 栗山郁夫(茨城県)

「チャーリー・チャップリンの劇場」 ウォーターズめぐみ(英国ロンドン市)

 

 
(敬称略)

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