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2015年11月度月例写真(個人会員)

講評: 東日本本部事務局長 潮田正三

 
1 位

「必殺眼光」
小林千賀子(米国オレゴン州)

【評】 米国のオレゴン州ポートランドでの撮影。草原や湿原に主に生息するハイイロチュウヒは低空飛行をしつつ地上の小動物を捕食する。草に隠れるような飛行中の鋭い目を見事にとらえた。


 
2 位

「さとのあき」
露木義光(静岡県)

【評】 三重県南部の大王町は絵描きの町として有名だそうだ。入り組んだ坂道を日傘を差しスケッチブックを小脇に抱えた女性が歩いてゆく。光と影のバランスが良く、画面を傾けたことも効果的だ。


 
3 位

「あの子は来年小学校ですね・・・。」
栗山郁夫(茨城県)

【評】 なんだか小津安二郎の映画のセリフのような作品タイトルだ。もちろん撮影者の想像に違いない。初老のご夫婦が対岸のデズニーランドを眺めながら休憩している姿を、南国風の街路樹の間の空間にうまく配置した。


 
4 位

「妹」
蜂谷直子(千葉県)

【評】 病院で生まれたばかりの妹を、ママに支えられて恐る恐る抱っこする小さな男の子をアップでとらえた。もう僕も今日からお兄ちゃんだという、うれしい気持ちとそれなりの責任感がないまぜになった表情が微笑ましい。


 
5 位

「秋の暮れ」
藤原信明(大阪府)

【評】 大阪府茨木市の道路脇に植えられたサトウカエデの木には、わずかな枯れ葉とコンペイトウのような実がなっている。この木からはメープルシロップが採れるそうだ。曇り空バックにシルエットにしたことで、晩秋の寂しさがより強調された。


 
6 位

「集団行動」
多田 裕(大阪府)

【評】 ムクドリの大群がねぐらに向かう光景を、大阪市内の淀川河川公園で撮影した。一面に空を覆うように群れて飛ぶ姿は、あのヒチコックの映画「鳥」のワンシーンを思い起こさせる。ちょっと不気味さを感じてしまう作品だ。


 
7 位

「都市の情景」
恒川富子(神奈川県)

【評】 東京の原宿にある商業ビルのエスカレーターの周りの鏡のような凸凹の壁面に映る街の光景と、実際の街の光景を一つ画面におさめ、モノクロにプリントしたことで面白くなった。ただ、タイトルは「街角の迷宮」とか「街角のカレイドスコープ」等が良いと思う。


 
8 位

「復興の見張り番」
佐藤政明(神奈川県)

【評】 岩手県陸前高田市の奇跡の一本松。その向こうには大きなクレーンが見える。東日本大震災から、来年の3月11日で丸5年が経つ。あちこちで復興の槌音は聞こえるが、その進捗はにぶい。そんな印象を受ける作品だ。


 
9 位

「秋の公園」
谷一市(神奈川県)

【評】 東京駅に近い和田倉噴水公園での一コマ。背景のイチョウ並木の黄葉と立ち並ぶ高層のオフィスビル群のコントラストが、都会の秋を感じさせる作品だ。


 
10位

「のどかな川辺」
石塚正彰(埼玉県)

【評】 埼玉県志木市を流れる柳瀬川の岸辺でくつろぐカップル。画面右端のカッパの石像は見落としてしまいそうだが、カモのせいで目が止まった。川面だけの切り取った構図がが良く、白い日傘がアクセントになっている。



入選

「ガラス一枚、異次元世界」綾目義一(山口県)

 

「猫に胡蝶蘭」杉本礼文(東京都)

「開店準備」中谷義彦(大阪府)

 

「鍋島桃絵皿:クリスティーズ アートオークション」ウォーターズめぐみ(英国ロンドン市)

「黄葉撮り」荻島泰裕(愛知県)

 

「小さい秋」中村敏夫(熊本県)


 
(敬称略)

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