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2009年5月度月例写真

【総評】 日報連に集まる写真愛好家たちはスナップ写真を得意とする人が多い。会の名称に報道写真とうたっていることからいわゆる“報道写真”を撮るグループであるとのイメージも定着している。私たちは報道写真とは伝える写真であると考えています。感動を伝えたり、事実を伝えたり写真というメディアがもつ本質的な機能がそのまま報道写真であるといえます。そこには素晴らしい風景もあれば自然、ネーチャーもあるということです。日報連に多くの写真愛好家が集うように願っております。ネット支部はその最先端で写真を楽しみたいと思います。
 (日報連本部理事 滝 雄一)
■1位 「黄昏時」 山崎 誠一 (個人) 
 大阪府堺市大和川河口で乱舞するアオサギ。近ごろアオサギなどを身近で見る機会が多くなった。自然界に何らかの変化が起きているのだろう。ここ大和川も水質が改善されてえさとなる魚が多くなったことが考えられている。アオサギも多くなればえさをめぐっての争奪戦が始まったところだ。そんな生存競争の厳しい一面ではあるが夕日のひかりで見ると楽園で遊んでいるようで美しい。
■2位 「小さな島だから〜!」 野呂 千鶴 (伊勢) 
 ここがどこかであるかが大事だ。三重県鳥羽市の離島、坂手島。島は日本全国どこも似たような高齢化と過疎化の問題を抱えている。この坂手島も同じだ。そんな島で若者たちがのんびり釣りをし、またバイクにプロパンボンベをのせて運ぶ、そんな日常が写されているだけなのになぜか感動をしてしまう。普段、時代の先端ばかりに目がうばわれているからなのだろう。
■3位 「Wiiでダイエット」 根岸 邦江 (神奈川デジ研)
 ゲーム感覚で運動してダイエット。いまや家庭にはいりこんだゲーム機が生活のリズムになっている現状が投影されている。お父さんから子供まで家族がテレビの前でオイッチニ、オイッチニしている姿は21世紀始め頃の風俗としていつまでも記録されることだろう。ーーこのビジネスモデルをつくった任天堂はすごい。結果大儲けだ!。
4位 「求愛」 石塚 範生 (MPC) 
 観察した作者はカワウの求愛行為と思ったそうだ。そばにいるメスにむかって必死に水しぶきをあげて「俺ってこんなこともできるんだ。すごいだろ」と関心を引こうとしている。オスってメスの気をひくためならなんでもやってしまうものなんだとつい自らのことを思ってしまう。カワウにとって水浴びは生活の一部だったのかもしれませんが動物の行為を擬人化してみるのも面白いことだ。水のしぶきが逆光に輝いて映像的にもきれいに見せられた。
■5位 「マイ・ベビー」 風間 正也 (長岡) 
 マイベビーですか!?。近ごろのペットを赤ちゃんように扱う風潮を見て思うのだけれどやつらは幸せか?。服を着せられ、サングラスをつけられ、袋(かばん)に押し込められて。人間と家畜の付き合い方は時代とともに変わってきた。経済的余裕がペットにぜいたくをさせるのか、精神的余裕のなさがペットに癒しをもとめるのか、目くじらたてて議論することもないことだがどこかおかしくないかとの疑問符だけはつけておきましょう。ペットの可愛さがわかってないと議論をふっかけられそうですが・・・。
■6位 「大胆不敵」 小宮 一元 (しらこばと) 
 窓から忍び込もうとしている泥棒。それにしては情けない格好であまりリアルでないところが良かったのでしょう。早とちりした人が110番しても困りますから。所詮は飲み屋の客引きですから。見事に我々はひっかかりました。
■7位 「今どき稚児のお宮参り」 加藤 清市 (千葉)
 千葉県市原市高滝神社で行われた花嫁祭りに参加した稚児さん。急な階段を盛装したままではとても歩けないと母親たちが手助けしている。あたりまえのことだが一人の子供に親、祖母たちが皆でかまってやる少子化時代の象徴のように感じたのだろう。幸せな子供だ。何年か後にはみなこの子供に負担がかかってくることだけは覚悟しておいた方がいいだろう。
■8位 「五穀豊穣を願って」 中野 一雄 (滋賀)
 田植えを終えたばかりの水田に祭りのみこしが映っている。田植えをしては祈り収穫をしては祈ることを太古の昔からやってきた。農作業と神事は結びついていた。最近では農作業が本業の片手間仕事になってしまった感があるが田植えあとの水のはられた田は鏡のように美しく五穀豊饒を願う気持ちは今も昔も変わっていないだろう。水田というように水は雰囲気をあらわすには最適であった。
■9位 「心機一転!」 片岡 仁 (鈴鹿)
 滝開きの行事に一般応募で参加した人々。滝つぼの水は身をきる冷たさ。気合を入れなおしているところにさらに水をかけられた。3月29日三重県名張市赤目四十八滝での滝開きだそうだがまもなく夏を迎える今見ると気持ちよさそうに見えてしまうのは仕方ないか。
■10位 「一輪の根性花 開花」 舛井 弘彰 (個人)
 コンクリートやアスファルトの隙間から芽を出し花を咲かせるとすぐ根性なんとかといわれてしまう。発芽の条件がそろえば芽も出すし花も咲かせる。ただこんなところで良く芽をだし花を咲かせたと私たちが感動をするから根性物語になってしまう。このポピーもコンクリートのわずかな隙間から花を咲かせている。魚眼レンズをもう少し低い位置から花を空に抜くともっと感動ですね。
■入選 
「和っしょい!!」 日台 三男 (福島)
「八重桜並木と枝おろし並木」 太田 誠二 (柳都)
「時節柄マスク」  大野 忠 (柳都)
「狐の嫁入り」 早川 昭雄 (長岡)
「日傘」 千田 完治 (羽生)
「帰りを待つ」 田中 耕 (しらこばと)
「ウォーキング」 岩井 紘宇 (都写研)
「ヤギさんおいしいですか」 澤野 正孟 (都写研)
「ハイ!チーズ」 鈴木 敏雄 (都写研)
「独演会」 奥山 佐具子 (都写研)
「店の灯」 大野 初江 (野田)
「再会」 鈴木 安広 (神奈川デジ研)
「袋入り娘」 清澤 優一 (松本)
「気になる相手」 倉橋 徹 (山梨)
「どっちが綺麗」 橋上 裕 (伊勢)
「握手を」 山口 一明 (伊勢)
「漁の準備」 山口 要子 (伊勢)
「ワーイ!電車だあ!」 岡村 廣治 (伊勢)
「山村の春」 三羽 孝弘 (いなべ)
「ぼくの鯉のぼり」 中村 敏夫 (熊本)
「がんばれー」 田中 茂子 (個人)
「かき氷」 小笹 清巳 (個人)
「塑像とバラ」 中川 昇三 (個人)
「大人顔負けのスタイル」 渡邊 光雄 (個人)
「夢の中へ」 柴田 磐夫 (個人)
「皆さん楽しく踊ろう」 荻島 泰裕 (個人)
「これおいしいのよね〜」 若松 澄子 (個人)
「友との一時」 斉藤 安夫 (個人)
「場所取りも仕事」 星野 幸一 (個人)
「春匂う」 君塚 啓太 (個人)
「定時運行」 中込 恵 (個人)
「特訓中」 鬼頭 剛 (個人)
「小さな風景」 野口 佳奈 (個人)

                          
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