日報連 > コンテスト >ベスト10コンクール

2018年 日報連・報道写真ベスト10コンクール 課題「光」

> グランプリ−10位作品  > 入選作品

第56回を迎えた日本報道写真連盟会員による「日報連・報道写真ベスト10コンクール」(毎日新聞社、日報連主催、株式会社ニコンイメージングジャパン協賛)の今年の課題は「光」でした。応募総数652点が全国から集まりました。6月末に締め切り、毎日新聞大阪本社で、東京、大阪、西部、中部各本社の写真部長や日報連事務局長らで審査を行い、入賞、入選作品が決まりました。

課題 「光」
「光」という言葉からは「明るさ」がイメージされます。陽光や人工の光を捉え、工夫を凝らし、穏やかな情景や楽しそうな瞬間、美しい自然の光景など多彩な作品を届けていただきました。
 

【講評】大阪本社写真部長・八重樫裕一 

主催/毎日新聞社、日本報導写真連盟 
協賛/株式会社ニコンイメージングジャパン 

 


グランプリ

「秋の陽ざし」
伴 光蔵 (滋賀)
ソニーα7RII 24〜70ミリ F8 1/500
<賞金5万円、賞状、盾と副賞 ニコンD3400 18-55 VR レンズキット>

【評】山梨県甲州市を訪ねた秋の一日。 旧家の軒下に渡した竹ざおに、たくさんのつるし柿が掛けてありました。 家の中に入ってみると、障子に柿の影がきれいに映っていました。 「並んでいるその影で、秋の太陽の日差しを表せるのではないか」。 そう直感し、カメラを向けました。 インターネットで調べては、四国や長野などへ撮影に行きます。 「いい賞をいただいてありがたい。これからも美しい風景を撮っていきたい」と話しています。



 
2 位

「3Dの世界」
村田芳男 (亀山)
ニコンD750 24〜70ミリ F7.1 1秒
<賞金3万円、賞状、盾と副賞 ニコンCOOLPIX A100>

【評】これまでも撮影している地元の夏祭りですが、「普通とは違う表現がしたい」と考えました。 カメラのシャッターを開けて山車をズーミング。 タイミングを変えるなど試行錯誤の結果、飾ってあるちょうちんの光が、放射状に流れている写真を撮影できました。 作品名は「立体的な感じに見えたので」。 面白く納得の1枚に、「これからも工夫した撮り方に挑戦していきたい」と張り切っています。


 
3 位

「届けっ!」
豊田能博 (駄写連)
ニコンD7500 18〜200ミリ F10 AE
<賞金2万円、賞状、盾と副賞 ニコンオリジナルグッズ FLXショルダーバッグ>

【評】祭りの撮影に出かけたその合間、街で男の子2人がひしゃくですくって雪合戦をしていました。 「たまたま出くわし、瞬間的に撮った」写真は、見返すと光がスポットライトのように差し込んでいました。 課題は知っていたのですが、「意識したら逆に撮れなかったかもしれません」。 舞う雪が照らされている光景には神秘性すら感じます。


 
4 位

「小さな冒険」(4枚組み)
辻 春代 (四日市市・個人)
キヤノンEOS7D MarkII 100〜400ミリ F5 1/4000
<賞金5000円、賞状、盾>

【評】カエルの面持ちと躍動感が伝わる4枚組みです。 ハスの花の撮影スポットで見つけ、「動いてくれなければ写真が生きてこない」と我慢し、狙いました。 葉に映る跳ぶ姿の影が印象的です。


 
5 位

「初冬の日差し」
笠井忠宏 (前橋)
ニコンD7000 18〜55ミリ  F8 1/100
<賞金5000円、賞状、盾>

【評】長野県南木曽町の妻籠宿で撮影しました。 日差しは格子から筋状に入り込み、左右対称の幾何学模様のよう。 いろりの煙が光を浮かび上がらせました。 「うまく条件がそろってくれました」と振り返ります。


 
6 位

「朝陽を浴びて」
石母田正弘 (南相馬)
ニコンD4S 600ミリ  オート 1/8
<賞金5000円、賞状、盾>

【評】福島県白河市の大池で撮影しました。 スローシャッターはハクチョウの羽ばたきをいい感じにブレさせ、風で波立つ水面に線状の光を表現しました。 「今回の課題にちょうどいいと思いました」と語ります。


 
7 位

「可愛く撮って」
大竹俊夫 (長岡)
キヤノンEOS5D MarkII 24〜70ミリ F8 オート
<賞金5000円、賞状、盾>

【評】3人の女の子は本当に愛らしい表情です。 門から差し込む夕日は逆光ですが、それぞれの髪を輝かせて包み込むようで、温かみのある雰囲気を醸し出しています。


 
8 位

「二人の世界」
金子昌暉 (熊本)
ニコンD300 18〜200ミリ F10 1/400
<賞金5000円、賞状、盾>

【評】撮影場所は有明海で干潮時に現れる道路「長部田海床路」。 のり養殖や採貝を営む漁業者の車が行き来します。 その道が続く先の夕日が、男の子たちを見守っているようです。


 
9 位

「ビー玉」(2枚組み)
熊本幸平 (愛光)
ニコンD200 90ミリマクロ F8 オート
<賞金5000円、賞状、盾>

【評】植物の枝についた水滴に映る色彩の正体は、自分が描いた絵なのだそうです。 水滴は長く撮り続けている被写体で、背景に絵を置いてみたところ「思った以上の効果が出ました」と話しています。


 
10 位

「夏の思いで」
伊藤 清 (池田市・個人)
オリンパスOM-D E-M1 12〜40ミリ F2.8 1/20
<賞金5000円、賞状、盾>

【評】地元の花火大会での一コマです。 夏らしい浴衣姿の女子たちは、「とても楽しそうでした」。 光り輝く花火が、青春の思い出の一日に彩りを添えているようです。


(敬称略)



> グランプリ−10位作品  > 入選作品

【2019年度の課題】
2019年度の課題は『時』です。人々の心に響く作品をお待ちしています。


<< 戻る