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2017年毎日写真コンテスト

内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞・ドキュメント大賞・ネーチャー大賞 単写真部門 組写真部門 ファミリー部門
高校生部門 中学生部門 小学生部門


 「2017年毎日写真コンテスト」(主催・毎日新聞社・日本報道写真連盟、後援・文化庁、特別協賛・東日本旅客鉄道(株)、協賛・富士フイルムイメージングシステムズ(株)、(株)ニコンイメージングジャパン、エプソン販売(株))の審査が行われ入賞、入選作品が決まった。
 今年は単写真と組み写真の2部門合わせて1,189点、ファミリー部門に321点、学生部門は高校生865点、中学生264点、小学生72点で総数2,711点の応募があり、内閣総理大臣賞には長野市の塚田米造さん、文部科学大臣賞には神奈川県藤沢市の高橋可成さん、ドキュメント大賞には大阪府羽曳野市の松田全弘さん、ネーチャー大賞には富山市の山口守さんが輝いた。審査は写真家の田沼武能、中谷吉隆、長倉洋海の3氏と毎日新聞社が行った。表彰式は来年1月19日(金)、東京・竹橋の毎日ホールで行われる。なお優秀作品展も富士フイルムフォトサロン東京(1月19〜1月25日)と同フォトサロン大阪(3月9日〜15日)で開催。入場無料。

 
■主催 毎日新聞社 日本報道写真連盟
■後援 文化庁
■特別協賛 東日本旅客鉄道株式会社
■協賛 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社、株式会社ニコンイメージングジャパン、
エプソン販売株式会社
 
 
   
審査をする(右から)写真家の中谷吉隆、長倉洋海、田沼武能の3氏と日本報道写真連盟の関口純事務局長


 

【総 評】
 日々刻々と時代は動き変化し、わたしたちはその渦の中に暮らしている。毎日写真コンテストは、2016年10月1日から作品締切りまでの約1年間に何があり、その事象・現象をどう感じ、写真にしたかが競われるのが特徴。今年も多岐にわたる内容の作品が数多く寄せられた。
 内閣総理大臣賞は、塚田米造さんの「春を描く」。桜咲く公園での画家を捉えたが、自分の姿をスマートフォンで記録し、あたかも発信しているようで時代性を感じさせた。
 高橋可成さんの「地を泳ぐ」が文部科学大臣賞を得たが、民家の庭先で大きな鯉のぼりを広げる子供たちの無事な成長を思う気持ちがあった。
 ドキュメント大賞は、松田全弘さんの「日の暮れる頃」。自宅周辺の一変する姿を観察し、夏の夕暮れ時の色あいを巧みに使い4枚で組み上げた。
 川の上流を目指し懸命に遡上する小魚を狙うアオサギ。自然の生業の一瞬をキャッチした山口守さんの「朝の光の中で」がネーチャ―大賞。
 毎日新聞社賞、村田芳男さんの「方舟」は、超満員のロープウェ―の人々の情景で、ノアの方舟の現代版を思わせるものだった。暴れ馬と人間との格闘を捉え、応援する子供を組み込んだ片岡仁さんの「人馬一心」が、日本報道写真連盟賞。みな地方色豊かでリアリティーがあった。
 ネット応募が増えたファミリー部門には、多くの旅の思い出が詰まった作品が集まった。JR東日本賞には、子供の期待と不安の表情がいい福井由香里さんの「ここは何処かな?」。小学生部門優秀賞は鮫島大宙さんの「ひよこが生まれた!」。中学生部門優秀賞は田中歩さんの「北の湯」。高校生部門優秀賞は伊藤愛子さんの「追いかけっこ」が受賞したが、それぞれシャッターチャンスの良さが目についた。学生部門は若い感性が生かされていた。
 大向こうをうならせる写真を撮ろうとすると力が入り、しかも既視感のあるものになりやすく今回もそのような作品が多くあった。それぞれの持つ五感が発揮された写真が求められる。またプリントの調子が気になるものも目に付いた。

 
(写真家・中谷吉隆)
 

  ★ 内閣総理大臣賞 「春を描く」 塚田米造 (長野市)
  ★ 文部科学大臣賞 「地を泳ぐ」 高橋可成 (神奈川県藤沢市)
  ★ ドキュメント大賞 「日の暮れる頃」(4枚組) 松田全弘 (大阪府羽曳野市)
  ★ ネーチャー大賞 「朝の光の中で」 山口 守 (富山市)
    → 作品一覧  
(敬称略)

単写真部門  → 作品一覧

毎日新聞社賞 「方舟」 村田芳男 (三重県亀山市)
優秀賞 「兄弟分」丸山力蔵(千葉県市原市) 
「夏の朝」森本孝義(兵庫県尼崎市) 
「こっちだよ」川村香代(高知県土佐町)
入選 「躍動」五十嵐邦彦(秋田県横手市) 「家路」福田康幸(栃木県鹿沼市) 「花吹雪」栗田伊一(群馬県館林市) 「月夜の晩の紙芝居」田口正夫(群馬県館林市) 「スマフォで」相川頼之(千葉県銚子市) 「思い出の一枚」青木静子(神奈川県伊勢原市) 「つきまとわないで!!」佐藤政明(神奈川県横須賀市) 「越後獅子」栗山泰一郎(新潟県長岡市) 「お洒落をした日」黒田浩二(静岡県島田市) 「福よ来い」塩見芳隆(京都市) 「ヒマワリに囲まれて」白木勇治(京都府福知山市) 「爆音」西村隆男(和歌山市) 「ぬくもり家族」安岡友子(高知市) 「イルカが翔んだ日」川谷秀典(高知県香南市) 「アッ、落ちた」堤哲男(北九州市)


組み写真部門  → 作品一覧

日本報道写真連盟賞 「人馬一心」(4枚組) 片岡 仁 (三重県四日市市)
優秀賞 「何でもいいけど、何でもはよくないの。」(4枚組)藤田菜月(埼玉県越谷市) 
「タマとの時間」(4枚組)石津武史(奈良県王寺町) 
「ガンバレ・パラアスリート」(4枚組)小池将夫(横浜市)
入選 「母、終日」(3枚組)小畑一弘(岩手県一関市) 「雲湧く湖畔」(3枚組)山口ヒロナリ(茨城県小美玉市) 「グランド・ゼロの記憶」(4枚組)高野英明(群馬県太田市) 「お蚕様」(3枚組)巻島芳明(群馬県太田市) 「昭和の風情がのこる風景」(3枚組)永宗勇次(千葉県市原市) 「向暑」(4枚組)新井明夫(東京都青梅市) 「わが町」(4枚組)岩出靖彦(東京都青梅市) 「黄昏どきの横丁」(4枚組)金井佳代子(東京都青梅市) 「夏の宵」(3枚組)高橋康資(神奈川県鎌倉市) 「白タイ族の女」(3枚組)松浦昭宏(静岡県島田市) 「雨の東京駅」(3枚組)佐藤佐代子(名古屋市) 「阪堺電車の音を聞きながら」(3枚組)伊藤清(大阪府池田市) 「里山暮らし」(4枚組)高橋一郎(大阪府枚方市) 「浮遊」(3枚組)河内フジ子(大阪府八尾市) 「祭りは僕達が守る」(4枚組)小山賢吉(熊本県八代市) 


ファミリー部門  → 作品一覧

JR東日本賞 「ここは何処かな?」 福井由香里 (東京都町田市)
優秀賞 「友達」石川美穂子(東京都港区) 
「たかく」中村圭佑(奈良県天理市) 
「“素敵な出会い”がわたしの仕事」植椙孝訓(静岡県沼津市)
入選 「小袖海岸で会った人」千葉耕士(岩手県一関市) 「いたっ!カブトムシ」広川諭(茨城県竜ケ崎市) 「未来へクルーズ」黒須俊夫(千葉県木更津市) 「キャンプの夜」近藤由美子(東京都世田谷区) 「巨大ザメの襲撃」越智由香理(相模原市) 「発車しまーす!」金子正子(神奈川県藤沢市) 「ここにいるよ!」鈴木明(静岡市) 「興味津々」北井麻由美(名古屋市) 「散歩」辻聡(三重県四日市市) 「楽しい温泉宿」中西裕子(滋賀県日野町) 「過保護」岩橋映梨子(大阪市) 「ヤギとのひととき」辰巳麻衣子(大阪市) 「ぼくのテーマパーク」高瀬恭三(大阪府枚方市) 「わんぱく時代」松元澄夫(奈良県桜井市) 「おうちへ帰ろう」鈴木文代(和歌山県串本町) 「食べちゃいたいほど愛してる」中島慶治(高知市) 「日本・キモノ最高」小西静子(北九州市) 「肩上の世界」安田愛(福岡市) 「届いた!」後藤有季(熊本県八代市) 「目的地まであと少し」菅力也(沖縄県浦添市)


高校生部門  → 作品一覧

優秀賞 「追いかけっこ」 伊藤愛子 (熊本県八代白百合学園高1年)
入選 「My Honey」谷村万里奈(東京都共立女子高2年) 「離島へ」牛田葵(東京都共立女子高1年) 「解放」山川真穂(新潟県立長岡農高1年) 「かわいい妹」木原璃音(福井県立丹生高1年) 「瞑想」佐藤孝祐(愛知県立小牧南高2年) 「ベクトル」成瀬夢(大阪府帝塚山学院高2年) 「消失」坂本望愛(和歌山県立神島高2年) 「日々の・・・」中本智也(香川県立坂出商高3年) 「届け」弾正原ひかる(香川県立坂出商高2年) 「少女」室本遥香(香川県立坂出商高2年)


中学生部門  → 作品一覧

優秀賞 「北の湯」 田中 歩 (兵庫県雲雀丘学園中3年)
入選 「小さな湖沿いのアーチ」尾ケ井陽(東京都立両国高付属中3年) 「光の模様」藤本早紀(東京都立桜修館中等教育学校1年) 「たのしいね」鶴巻はる乃(新潟県三条市立第四中3年) 「バツ」桑原朋花(新潟県小千谷市立小千谷中3年) 「天使」井口凜(新潟県小千谷市立千田中3年) 「ゾウのシャワー」鮫島未和(名古屋市立上社中1年) 「祭だー!!」徳丸陽(愛媛県愛光中1年) 「夕映え〜光を集めて〜」溝上結理(大阪府帝塚山学院中3年) 「真上」高萩涼音(大阪府帝塚山学院中2年) 「大きな体がドーン!」吉川温基(兵庫県雲雀丘学園中2年)


小学生部門  → 作品一覧

優秀賞 「ひよこが生まれた!」 鮫島大宙 (名古屋市立上社小3年)
入選 「ぞうだっ!」丹羽凜空(仙台市立幸町南小6年) 「ひまわり畑でリフレッシュ」小野翔太郎(川崎市立久本小4年) 「にらめっこ」橋本さゆき(兵庫県西宮市立段上西小6年) 「初めてのUSJ」橋本りつき(兵庫県西宮市立段上西小3年) 「なかよし」前田淳登(鳥取市立津ノ井小6年) 「やっちゃん海を行く」伊藤孝佐(鳥取市立津ノ井小5年) 「とんでけー」石倉真希(鳥取市立津ノ井小4年) 「自撮り」岸下日菜子(鳥取市立東郷小6年) 「こけた」西川諒(高知県日高村立日下小6年) 「勝負!」吉住美音(愛媛県今治市立常盤小5年) 

 
(敬称略)

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