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2015年 日報連・報道写真ベスト10コンクール 課題「いま(今)」

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【総評】
「いま」しかない輝き、過去から続く「いま」、未来へ続く「いま」……。現代を象徴する「いま」もあるでしょう。 テーマの設定に悩まれた方も多かったかもしれませんが、今年もさまざまな視点で撮影した力作がたくさん寄せられました。
 
【講評・大阪本社写真部長 香取泰行】  


グランプリ

「祇園逍遥」
伊藤 清 さん (池田市・個人)
フジファインピクスX-M1 18〜55ミリ F7.1 1/400 67歳 写歴20年
<賞金5万円、賞状、盾と副賞ニコンD3300 レンズキット>

【評】 グランプリは、大阪府池田市の伊藤清さんの「祇園逍遥」です。 京都・祇園の料理屋の前を、若い男女が自撮り棒を使って自分たちを撮影しながら通りがかったところをおさえました。 料理屋の前に立っている店の女性の顔がのれんで隠れているのも絶妙な感じ。 まさに「いま」を表現しています。 タイトルにある「逍遥」とは、「ぶらぶら散歩すること」です。 伊藤さんは「これからもカメラ散歩≠して生活感ある写真を撮りたい」と話しています。


2 位

「若者の世界」
中瀬泰侑 さん (鈴鹿)
ペンタックスK-3 F8 オート 78歳 写歴11年
<賞金3万円、賞状、盾と副賞 Nikon1 S2 レンズキット>

【評】 2位は三重県四日市市の中瀬泰侑さんの「若者の世界」。 名古屋市であったコスプレ愛好家のイベントでの1枚です。 アニメやゲームのキャラクターに扮したコスプレーヤーが集った様子を、頭上の通路から撮りました。


3 位

「まつり化粧」
鈴木英一 さん (館林)
ニコンD300 18〜200ミリ F9 1/320 68歳 写歴44年
<賞金2万円、賞状、盾と副賞ニコンCOOLPIX S2900>

【評】 3位の「まつり化粧」は、栃木県鹿沼市内を屋台が練り歩く祭りでの1コマ。 参加者の女性がスマートフォンを鏡代わりに口紅を塗り直しています。 撮影した群馬県館林市の鈴木英一さんは「今年のテーマにぴったりの作品になりました」と話します。


4 位

「その撮影はずるいぞーっ!」
服部敏男 さん (熊本)
キヤノンEOS5D 28〜300ミリ プログラムオート 77歳 写歴46年
<賞金5千円、賞状、盾>

【評】 4位は、熊本県八代市の服部敏男さんの「その撮影はずるいぞーっ!」。 こちらも神事での1枚ですが、よく見るとさらし姿で海中に入りみこしを担いだ若者の後方に小型無人機「ドローン」の姿が。 服部さんによると、すぐにその場を離れてトラブルなどはなかったそうです。



ニコンD300S 12〜24ミリ 28〜300ミリ、ニコンD600 17〜35ミリ F7.1〜11 1/60〜1/500 74歳 写歴45年
<賞金5千円、賞状、盾>
5 位

「ペットと共に」 (3枚組)
太田 晃 さん (石岡)

【評】 5位は福島県いわき市の仮設住宅での組み写真「ペットと共に」です。 撮影した茨城県石岡市の太田晃さんは、東日本大震災のあった年から仮設住宅などに足を運んで被災者と交流し、撮影を続けています。 震災復興の課題は山積しています。 忘れてはいけない「いま」があることを教えてくれます。


6 位

「今年結婚60年」
中山健一 さん (館林)
キヤノンEOS5D MarkII 24〜105ミリ F8 オート 58歳 写歴53年
<賞金5千円、賞状、盾>

【評】 6位は館林市の中山健一さんの「今年結婚60年」。 お年寄りの夫妻が、結婚前に2人で撮った昔の写真を抱えて並んで座っています。 実は2人は中山さんの両親で、撮影したのも当時と同じ場所。 時代の流れと「いま」を表現した、すてきなツーショットになりました。


7 位

「fashion」
吉川 稔 さん (奈良県・個人)
ニコンD700 165ミリ F5.6 1/400 71歳 写歴40年
<賞金5千円、賞状、盾>

【評】 7位は奈良県田原本町の吉川稔さんの「fashion」。 それぞれ青、赤、黄色などカラフルな服を着た小型犬が並んで散歩している様子を、正面から撮影しました。 犬たちの表情はすましたようにも見え、ファッションショーの1コマのようでもあり、面白い1枚になりました。



ニコンD7000 18〜200ミリ F13 1/320 72歳 写歴13年
<賞金5千円、賞状、盾>
8 位

「花に誘う」 (4枚組)
澤野正孟 さん (都写研)

【評】 8位は埼玉県小川町の澤野正孟さんの組写真「花に誘う」です。 4枚の写真のうちトンボの写真以外の3枚は、澤野さんが野菜を育てている自宅の屋上で撮ったものだそうです。 「笑い」がテーマだった2012年のコンクールで、グランプリをとった澤野さん。 今年は小さな虫たちの「いま」を表現しました。


9 位

「今が青春」
小山賢吉 さん (熊本)
キヤノンEOS70D 18〜200ミリ F5.6 1/1250 73歳 写歴7年
<賞金5千円、賞状、盾>

【評】 9位は八代市の小山賢吉さんの作品で、地元の秋の大祭で神馬が川を駆け抜ける様子を正面からとらえた迫力ある1枚。 若者に混じって白髪の男性が馬をひく勇壮な姿を水しぶきとともに撮影し、「今が青春」とタイトルをつけました。


10 位

「突然の雨」
松本末子 さん (門真市・個人)
キヤノンEOS 28〜135ミリ F5.6 オート 71歳 写歴26年
<賞金5千円、賞状、盾>

【評】 10位の大阪府門真市、松本末子さんの「突然の雨」は、ビニール袋を頭にかぶった女性の写真です。 滋賀県長浜市で4月にあった「子ども歌舞伎」の観客だそうです。 突然の雨で雨具代わりにと機転をきかせた姿がどこかユーモラスで、印象に残る1枚になりました。



【講評・大阪本社写真部長 香取泰行】


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【2016年度の課題】
来年の課題は「ときめき」です。 「これだ!」という被写体に出会った時の、シャッターを押す瞬間の皆さんの「ときめき」が伝わってくるような、すてきな作品を期待しています。


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