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2009年日報連ベスト10コンクール入賞・入選作品

【総評】
 今回の課題は「音」。私たちの周りにはいろんな音があふれています。日報連のみなさんはどんな音を写真に表現したのでしょうか。水の音や風の音、動物など自然が生み出す音や日々の生活の中で聞こえてくる音、祭りや楽器のような生き生きとした躍動感あふれる音など、応募された多くの作品からはさまざまな音が飛び出してきました。素晴らしい作品を前に今年も頭を悩ましながら審査にあたりました。
(毎日新聞中部本社写真部副部長 鮫島弘樹)

グランプリ  「シャワー」 片岡 仁 (鈴鹿)
 今年のグランプリに輝いたのは、片岡仁さんの「シャワー」です。三重県多気町で行われたイベントでは、田んぼで「どろんこ綱引き大会」が開かれ、泥だらけになった子供たちが、先を争ってシャワーに飛び込みました。冷たい水に喜ぶ子供たちの表情を逃がさずとらえ、さらに高速シャッターで水をビーズのようにきれいに表現しました。勢いよく降り注ぐシャワーの音と子供たちの歓声が、写真から今にも聞こえてきそうな作品になりました。
第2位  「千手の演奏」 五藤信夫 (笠松)
  2位は五藤信夫さんの「千手の演奏」です。イベントの太鼓演奏に引かれて撮りました。スローシャッターで何枚も撮りましたが、顔がピタリと止まっていたのはこの1枚だけだったそうです。演奏者の熱気と迫力ある太鼓の音が伝わってきます。
第3位  「棚田の春」 塚田米造 (長野県・個人)
  3位は塚田米造さんの「棚田の春」です。高齢化と後継者不足で姿を消す棚田が多い中、長野県小川村ではボランティアが棚田を守っています。天気のよい日に出かけてみると耕運機のエンジン音が軽快に聞こえてきました。日本の春を感じさせる1枚になりました。
第4位  「和太鼓団」 巻島芳明 (太田)
  4位は巻島芳明さんの「和太鼓団」が選ばれました。地元消防署の出初め式で、披露された子供たちの太鼓の演奏を敷地内の訓練棟に上らせてもらって撮りました。ずらりと並んだ太鼓とその影が写真に動きを与えています。軽妙な太鼓の音色が聞こえてきそうです。
第5位  「石畳通り」 3枚組み 野呂 彰 (大阪市・個人)
 5位は野呂彰さんが大阪の法善寺横丁を撮影した組写真、「石畳通り」です。月に4、5回は撮影のために通うそうです。ほうずきを鳴らす音、サンダルやげたのリズミカルな音、水打ちの涼しげな音と何か昭和の懐かしい思い出がよみがえってきます。そんな優しい作品になりました。
第6位  「愛の鼓動」 山口ヒロナリ (玉里)
 6位は山口ヒロナリさんの「愛の鼓動」です。もうすぐ生まれるんでしょう。2人の妊婦さんの表情を見ているだけで新しい命への愛しさが伝わってきます。きっと赤ちゃんにもお母さんの声が届いているはずです。
第7位  「愛のハーモニー」 高木真優美 (大阪市・個人)
 7位は高木真優美さんの「愛のハーモニー」です。ムツゴロウたちの求愛行動でしょうか。それともけんか?奥にはカニさんもいて、かわいい干潟の生き物たちの息吹が聞こえてきそうな作品になりました。
第8位  「波紋」 高橋三之 (福岡中央)
 8位は高橋三之さんの「波紋」です。夕暮れの海がオレンジ色に染まり、その中を漁船が美しい波紋を描いて進んでいます。静かな海に漁船の音が通り過ぎていく情景が浮かんでくるような、ほっとさせてくれる写真です。
第9位  「列車去り」 岡村文夫 (伊勢崎)
 9位は岡村文夫さんの「列車去り」です。山あいの駅をディーゼル機関車が出発していきます。秋の夕暮れに汽笛と列車の進む音が写真から聞こえてきます。何か昔にタイムスリップしたような気持ちにさせる作品になりました。
第10位  「静寂」 高田 毅 (原町)
 10位は高田毅さんの「静寂」です。今回のテーマにあえて「静寂」を題材にしました。写真から人工音のない、小鳥のさえずりや魚が跳びはねる音など、耳を澄ませなければ聞こえない静かな湖畔が思い浮かんできます。
 【入選
 「胎動」 村山憲一 前橋支部
 「熱演」 鈴木英一 館林支部
 「八木節少年」 中山健一 館林支部
 「横笛の奏」 渡辺建喜 やよい支部
 「とても静かな午後」(4枚組) 加藤久雄 船橋支部
 「今年も豊作だ」 西垣享子 船橋支部
 「台風一過」(3枚組) 浦 弘美 野田支部
 「歓喜」 加藤泰彦 練馬支部
 「鳥追い」 大竹俊夫 長岡支部
 「不良品の破壊」 佐々木緑 名古屋支部
 「一緒に吹こうね」 小前善逸 名古屋支部
 「出漁」 佐藤泰三 東三河支部
 「花、暮れる頃」(3枚組) 田中耕太郎 三重支部
 「若者たち」 辻 春代 北勢支部
 「青春の夏」 中西一夫 鈴鹿支部
 「警報音:光陰矢の如し」 西川泰正 鈴鹿支部
 「溯上の波長」 奥山 理 伊勢支部
 「ビーチを作る」 橋上 裕 伊勢支部
 「蒸気機関車」(3枚組) 西田修一郎 桑名支部
 「一しずく!!」  野呂千鶴 伊勢支部
 「早春」 本橋庄一郎 大阪市・個人
 「喉が鳴る」 伊藤 清 池田市・個人
 「道化師」 亀田喜代子 豊中市・個人
 「ストリートミュージシャン」 泉 雅夫 守口市・個人
 「夏休み」 板東利明 柏原市・個人
 「叫び」 藤滝義文 三田市・個人
 「宴」 桃井肇郎 倉敷支部
 「不思議な音色」  桃井裕子 倉敷支部
 「命の音」 河野美乃 荒尾支部
 「懐かしの汽笛」 金子昌暉 熊本支部
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